東京のLEDサイン・切文字サイン製作 株式会社オミノ

オミノマガジン

サインや看板が設置されるまでのステップ

街を見渡せば実に様々なサインを目にすることができますが、実際にサインや看板が設置されるまでにはどのような工程があるのでしょうか。
今回はサイン設置までに必要な仕事の内容についてお話しします。

サインが設置されるまで

新しくサインを製作する場合、どんな場所にどのようなサインを設置するかの相談、仕様を決める打ち合わせの段階からサイン屋さんのお仕事は始まります。

弊社納品実績より

打ち合わせ・現地調査

サイン製作の依頼を受けて打ち合わせが始まると、より良い提案や工事の算段をするにあたりサインの設置場所や周辺の環境を把握することを含めた現地調査は欠かせません。

パースで表現

手書き図や口頭での説明だけではなかなか伝えきれないイメージを、パースを使い可視化することでよりリアルにサインの完成形をイメージできます。

サインや看板を設置する建物だけでなく、周辺環境や日照の影響などまで確認できるパースを作成することは、デザインを決定するにあたって非常に有意義な工程です。

図面の作成

打ち合わせが進むと要望を反映した製作図面を作成します。

建築の図面には意匠図面・施工図面などがあり、カッティングマシーンやルーターなど様々な精密機械を使用するサイン製作工程においてCADデータ作成が必須であり、一度データを作成しておけば同じサインを何度でも製作することができます。

構造計算

建築士・設計士が行う構造計算は建築基準法で定められた一定規模の建物が建てられる際には必須ですが、屋外の大型サインや看板を製作・設置する際にも構造計算が必要です。

荷重計算・応力計算・変形計算・断面算定だけでなく、地震や風・積雪などに耐え得る安全性を証明する構造計算書に基づきフレーム部材などの強度を確認しながらサインを設計します。

確認申請

住宅の新築や増築でも一般的に知られる確認申請ですが、屋上の広告塔やビルの突き出し看板、タワーサインなど高さが4mを超える看板やサインについては工作物確認申請が必要です。

防火地域など設置場所によっては3mをこえると申請が必要であったりと、設置する場所によってルールが異なる場合もあるので注意が必要です。
基本的にはこういった申請事が必要です。

サンプルの製作

サインの仕様を決定するまでの打ち合わせでは、素材の実物やパースなどでイメージをつかみ、実際に製作にかかる前に複数のサンプルを製作して検討する場合もあります。

サイン本体の製作

図面を元に金属やアクリル・塩ビシートなど様々な素材の加工やLEDなどの電飾を駆使して、各工程のエキスパート達によってサイン製作が始まります。

サインや看板本体だけでなく、本体の固定に必要なブラケットや金具なども合わせて製作します。

サインの取り付け

サインや看板が完成すればいよいよ取り付けですが、職人による取り付けが不要であれば完成したサイン本体のみを受け取ることもできます。

サイン工事には足場が必要なことが多く、建築一式工事であればすでにある足場を使用することもありますが、サインや看板の単独工事の場合はサイン業者が足場を手配することも多々あります。

足場の手配

日常的に使用する脚立や立馬程度であれば手配というほどのことはありませんが、時には事前に足場を組んだり、高所作業車や大型サインを吊り上げるクレーン車などの重機が必要な場面もあります。

このような工事車両にも必要な高さや作業スタイル、吊り上げる重さによって様々な種類があるため、現場の状況と工事内容によって最適な車両を選択します。

道路許可申請

高所作業車やクレーン車などを道路に駐車して工事しなければならない場合、事前に所轄の警察署に道路使用申請を出し道路使用許可証を取得する必要があります。

申請から許可証がおりるまでの期間は地域によって差があるため、納期から逆算してきっちりと手配しておかなければなりません。

サイン工事の工期

弊社納品実績より

店舗のオープンであったり納期が決まっている場合、打ち合わせからサイン本体の製作期間だけでなく前述した申請ごとや設置工事にかかる時間まで余裕をもって計算した発注をする必要があります。

サイン設置工事

サインの種類や数量・職人の人数にもよりますが、小規模の一般的なサインであれば多くは1日〜2日で設置が完了します。
すでに営業している店舗などでは夜間工事になることも多く、限られた時間内で無理のない計画をたてることが肝心です。

建築で取り行う躯体補強工事や、掘削・型枠・コンクリート打設などが必要なポールサインなどを設置する場合は、多くの場合工事の完成までに一週間以上かかります。

外部の看板やサイン設置に関しては天候に左右されることも想定しておかなければならない為、多少は余裕をもった工程が組まれます。

あとがき

今回はサインが設置されるまでの様々な工程についてお話ししました。
オミノではこれらのステップの中、サインのサンプル製作、本製作を承っております。

サインのデザインや仕様について明確なビジョンが浮かばない場合、どういったサインがいつ頃必要かなどを伝えれば、プロの目線で的確なアドバイスを受けることができます。

また大型サインや看板などの場合は、工事だけでなく関わる各種の申請ごとの手続きなども一括で請け負うことができるサイン屋さんに相談するとスムーズで安心です。

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