東京のLEDサイン・切文字サイン製作 株式会社オミノ

オミノマガジン

「本物の鋳物サイン」と、特殊技術で作る“鋳物風サイン”

こんにちは、株式会社オミノの小美野楓です。
今回もサイン製造の現場から、ものづくり目線の情報をお届けします。

今日のテーマは、「本物の鋳物サイン」と、特殊技術で作る“鋳物風サイン”についてです。

「本物の鋳物サイン」と、特殊技術で作る“鋳物風サイン”

こちらをご覧ください。
実物のサインを2種類持ってきました。

どちらも金属特有の重厚感があり、ヴィンテージ感のある雰囲気が出ていますよね。 でも実は、片方は本物のアルミ鋳物、もう片方は特殊な技術で製作した“鋳物風”サインなんです。

見分けがつきますか?

鋳物サインと鋳物風サインの違い

こちらが、本物のアルミ鋳物サイン。
アルミを溶かし、型に流し込んで成形する、昔ながらの製法で作られています。

そしてこちらが、“鋳物風”のサイン。メタキャストサインです。
ルーター加工で精密に削り出したベース素材に、特殊な液体金属をコーティングし、職人が研磨仕上げを行っています。

表面は本物の金属なので、例えば鉄の金属皮膜を施せば、本物の赤錆を発生させることもできますし、磁石が付くほど金属感があります。

見た目や質感は、まさに重厚な金属そのものです。

メタキャストの3つのメリット

実はこのメタキャストサインの大きな魅力は、鋳造では難しい繊細な表現ができることなんです。

本物の鋳物は、金属を型に流し込む特性上、細かな文字やシャープなエッジ表現には限界があります。

一方で、ルーター加工を使ったメタキャストサインは、細い線や複雑なロゴ、繊細な凹凸表現まで高精度に再現できます。

例えば、
細い書体
複雑なエンブレム
シャープなエッジ感
現代的なミニマルデザイン
こういった表現は、むしろこちらの工法の方が得意なんです。

さらに、この工法には大きなメリットが2つあります。
それが、「圧倒的な軽さ」と「納期の早さ」です。

本物の鋳造サインは、橋脚や歴史的建造物にも使われるほど耐久性が高く、100年単位で残るような圧倒的な存在感があります。

ただ、その分かなり重量があります。
特に青銅などは非常に重く、設置する壁面側にも高い強度が求められます。

一方で、メタキャストサインは内部が軽量素材のため、見た目の重厚感を保ちながら、圧倒的に軽く仕上げることができます。

そのため、
店舗の壁面
内装ディスプレイ
軽量下地の壁
仮設空間
商業施設
など、設置場所の自由度が大きく広がります。

また、この工法の面白い特徴として、素材を拡散樹脂などに変更することで、内部にLEDを組み込み、発光サインとして製作することも可能です。

通常の鋳物サインでは難しい、「重厚感のある金属表現」と「光による視認性・演出性」を両立できるため、

例えば、 夜間営業の店舗サイン
ホテルや商業施設の内装サイン
ブランドロゴの演出
空間デザインを重視したエントランスサイン
など、デザイン性と機能性の両方が求められる場面でも活用できます。

昼間は金属の質感を活かした重厚なサインとして、夜間はLEDによって印象を変える――。
こうした表現の幅広さも、“鋳物風”サインならではの魅力のひとつです。

さらに、本物の鋳物のような金型製作工程が不要なため、データ作成から加工までをスピーディに進めることができ、短納期にも対応しやすいという特徴があります。

まとめ

まとめると、 「100年単位で残したい」
「格式や伝統を重視したい」
という場所には、本物の鋳造サインが非常に魅力的です。

一方で、
「重厚感は欲しいけれど軽くしたい」
「細かいデザインを綺麗に表現したい」
「短納期で仕上げたい」
という場合には、今回ご紹介したような特殊金属コーティングによる“鋳物風サイン”が、とても相性の良い選択肢になります。

実はサインづくりでは、デザインだけでなく「どこに設置するか」がとても重要なんです。
壁の強度や施工条件によって、最適な素材や工法は大きく変わります。

もし、
「本物の鋳物を付けたいけれど、重量的に難しい…」
という場合でも、今回のような工法を使えば、本物に近い質感を保ちながら、軽量かつ高精細に仕上げることができます。

設置場所の情報まで共有いただけると、サインメーカーとしてより最適なご提案ができますので、ぜひお気軽にご相談ください。

今回は以上です。
次回もサイン製造の現場から、役立つ情報をお届けしますので、ぜひYouTubeのほうもチャンネル登録よろしくお願いします。

一覧へ戻る